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苑咲 早良
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ミツバさんへの愛が飽和状態になったので作ったブログです。
不定期更新なのでご了承ください。
パラレルで基本土ミツ、沖ミツ(正しくは総ミツ)ときどき土沖の予定です。
本館と呼ぶのがふさわしいのかわからないブログ→mahorobanoyuugi.blog.shinobi.jp(リンクを張れていないので↓のリンクからいったほうが楽です。)
はいどうぞ、と姉上が土方さんに渡した箱の中味は、携帯灰皿と禁煙グッズだ。
もしこれが俺からのプレゼントだったなら、きっと、土方さんは青筋たてて怒るだろうけれど、姉上から綺麗に包装されたそれを受け取った瞬間からニヤけてた土方さんは心の底から喜んでいるようだ。
五月五日こどもの日。こどもの日なんて無縁な面した土方さんの誕生日。
だから、土方さんが休日出勤している間に俺たちはケーキを作ったし、部屋まで少し飾った。
姉上からのプレゼントを脇に置いた土方さんは、じっと俺の方を見た。
「なぁに催促してんですかィ土方さん。そんなオコガマシイ人にやるようなもんはありやせんよ」
「あのなぁ、」
「もう。そうちゃんったら」
全部知っている姉上は、子どもに注意するような口振りとは裏腹に、優しく笑っている。
姉上がプレゼントを買ったとき、俺も一緒に買ったのだ。
でも、だからといって。買ったからといって絶対にあげると決まったわけではない。現にいま、決めあぐねている。
あげるなんて気恥ずかしいから嫌だ、けれど、一応お世話になっているし去年の自分の誕生日にちゃんとプレゼントもらっちゃったし。
でも、なんてうじうじしている間に夕飯を食べ終えてしまった。
姉上がお風呂に行って、チャンスは今しかない。
例え姉上でも、いや姉上だからこそ、目の前であげるのは嫌で。
こっそり自分の部屋からとってきた小さな箱を背中に隠し、ソファで寛ぐ土方さんの背後まで忍び足で近づく。
「わっ」
「うわぁぁ!」
ソファから跳ね上がった土方さんを見たら緊張が解れて、小さく吹き出しながら膝の上に箱を乗せる。
「なんだ? これ」
「いらないならいいですぜ」
背後に立ったまま言うと土方さんは振り返ってから包装をほどき始めた。
俺があげたのはキーケースだ。黒い革だけど、光の加減で青く輝くかっこいもの。土方さんは結構鍵を持ってるくせにわっかのキーホルダーにつけているだけだからと、あげた。別にそんな高くもないし、気持ちもこめてないのだけれど。
ありがとう、と言った声の温度は姉上に向けたものと同じでむず痒い気持ちになった。
ハッピーバースデー、土方さん。
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というわけで土方さんハピバ!
今日はナンジャタウン行って夕飯にマヨネーズ丼食べてきました。一緒に行った先輩方と四人で小さくハッピーバースデーと歌ってから食べるという、なんとも素敵なねww
あと沖田のアイマスクケーキも食べましたよー!
姉上の見守っている心情を考えると果てしなく萌えます。
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