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苑咲 早良
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ミツバさんへの愛が飽和状態になったので作ったブログです。
不定期更新なのでご了承ください。
パラレルで基本土ミツ、沖ミツ(正しくは総ミツ)ときどき土沖の予定です。
本館と呼ぶのがふさわしいのかわからないブログ→mahorobanoyuugi.blog.shinobi.jp(リンクを張れていないので↓のリンクからいったほうが楽です。)
「とーしろーさん、そーちゃん! 朝よー!」
雀の囀ずる月曜朝七時。閑静な住宅街にあるありふれた一軒家の一階で、ミツバが二階に向かっていつものように言った。
そのまま二階へと向かい、彼女は廊下の右側にある寝室の戸を開ける。キングサイズのベッドの端と端で、すやすや眠る二人を眺め、ふぅ、とミツバは笑みを浮かべながら息を吐いた。
「とーしろーさん、そーちゃん、朝ですよ!」
うーん、と身動いだのは二人同時だったが、先に動きを見せたのは土方だった。もぞもぞ、布団が動き腕が上がる。
未だ起きる気配のない少年の枕元に回り、ミツバはカーテンを開けながら振り返る。白いシャツに膝までの紅色のスカート、桃色のエプロンと、彼女らしい清楚な格好に、惜しみ無く降り注ぐ朝日。それを見て土方は満足気に微笑んだ。
「おはよ」
「おはよう。今日もいい天気ね」
「ああ。そうだな」
伸びながら土方は隣を見遣る。すやすや眠る少年は未だに夢の中だが、その寝顔を見ることは叶わない。ふざけた模様のアイマスクがその表情を隠しているのだ。口を閉ざせば彼は愛らしいのだ。姉と瓜二つの外見に色素の薄さ。勿体無い。幾度もそう思うが土方は言わずにいる。
ミツバはそっと弟の頭を撫でてから、彼の胸に手を置くと優しく揺さぶった。
「そーちゃん、朝御飯出来てるわ。起きて」
「ぅ・・・ん・・・」
「そーちゃん」
「ん、あねうえ・・・」
ううん、と少年は目許を擦り自身を揺り起こす姉の手を握る。くすり、ミツバは笑うが隣で先に覚醒した男は仏頂面になる。
低血圧故の不機嫌に重ね中々起きない総悟に対する苛立ちにちっと舌打ちを一つした。同時に、総悟がアイマスクをずらす。眠たげな目が下から覗いたが、姉の姿を視界に入れた途端、天使のような笑みを浮かべた。
「おはようございます、姉上」
「おはよう、そーちゃん」
「ったく、ミツバに苦労かけてんじゃねぇよ」
上体を起こし、肩を回しながら言う土方に総悟はフッと嘲笑を浮かべた。ぴくり、それを見た土方の頬がひきつる。
あらあら、また始まるわ。とミツバは呑気に思いながら二人を温かく熟視る。毎朝の、と言うよりも日常茶飯事だからミツバは気にしない。仲良しね、と思う程度。
「そういうあんただって、毎朝毎朝姉上に起こして貰うのいい加減にやめなせぇよ。自分で起きないあんただって苦労かけてるくせに」
「おまえよかマシだ! 偉そうに言うなっ!」
「いったぁ! 暴力反対でさァ!」
がつ! と頭を殴られて総悟はきっと土方を睨み付ける。それを平然と流して、土方はベッドから下りる。その後に総悟は続く前に、土方の使っていた枕を後頭部目掛けて投げつける。総悟が外すはずもなく、見事に枕は後頭部に直撃した。ざまぁみろ! と思ったままに言うと、土方がきっと睨み付けてくる。
そのままありったけの苛立ちを込め枕を投げようと落ちたそれを拾い上げる。
さてそろそろ止めなきゃね、とミツバはパンパンと手を叩いた。
「はい、そこまで。ご飯にしましょ?」
「はい、姉上」
「ったく・・・ほら」
鶴の一声に、土方は枕を総悟にパスした。それをもともとあった場所に戻し、総悟は欠伸を一つ溢してベッドから出る。
今日も平和に一日が始まったわ、そう思いつつミツバは二人の後に続いて寝室を出た。
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あまりに最近姉上が好きすぎてブログを作ってしまった←
設定は後日!(明日は小テストなのです)
ふんわりほのぼのを目指していますが、最近の文体じゃ駄目な上スランプ!
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