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苑咲 早良
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ミツバさんへの愛が飽和状態になったので作ったブログです。
不定期更新なのでご了承ください。
パラレルで基本土ミツ、沖ミツ(正しくは総ミツ)ときどき土沖の予定です。
本館と呼ぶのがふさわしいのかわからないブログ→mahorobanoyuugi.blog.shinobi.jp(リンクを張れていないので↓のリンクからいったほうが楽です。)
うー。と唸りながらマフラーを口許まで引き上げた。外はやっぱりとても寒い。今年は雪が降らなかっただけマシなんだったら例年はどれだけ寒いのだろうか。想像さえしたくない。
校門の外へ出ると似たような格好の人がたくさんいて、彼らを戦友と呼べるのか好敵手と呼ぶべきか、ともあれ基本は今日限りの関係だから差して気にも止めず前を見た。すると。
「あ、」
「お。総悟」
道路脇に停まっている車に寄りかかる土方さん。車は見慣れた近藤さん家のだ。近藤さん家のだとは言っても実質は土方さんのものだけれど。その助手席に姉上の姿もあって、俺は急いで後部座席に乗り込んだ。
煙草を吸い終えた土方さんも物言いたげに俺を見ながら、運転席に滑り込む。
「おかえりなさい。試験、どうだった?」
「姉上のお陰で国語はいい感じでさァ!」
「・・・英語はどうだったよ」
「あんたの教え方の所為で微妙でさ」
「ってめ!」
「・・・でも十四郎さん、発音以外は良かったはずよ?」
素で追い討ちをかける姉上に土方さんのライフはずたぼろだ。名誉挽回、汚名返上、雪辱を果たすこともなく土方さんは憂鬱そうに車を出した。
確かに、教え方は分かりやすいのだ。だけれど如何せん、発音が全てを台無しにする。熱意は伝わるのに可哀想だなぁと思うし、ギャップが可愛いとも思う。
「今日はお祝いに、グラタンを作ってみたの。ね、十四郎さん」
「俺は特製スープを作ってやったからな」
「・・・辛かったりマヨネーズが入ってたりしやせんか?」
「大丈夫よ。お互いに味見したもの」
それなら安心だと胸を撫で下ろしつつ、台所で二人仲良く料理をする姿を想像して微笑ましくなる。
早く赤ちゃんを授かればいいのに。二人の赤ちゃんなら絶対に可愛らしいだろうから強くそう思うけれど俺がいるかぎりそれは叶わない。
だからといって、家から出さないと土方さんに言われてしまったし。
「受かるかなぁ」
「受かるに決まってんだろ」
「そうちゃんなら大丈夫よ」
振り返って姉上がそう言ってくれたから、なんだか本当にそんな気がして、小さく頷いた。
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遅ればせながらセンターネタです。短くてすみません!
受験!
姉上に国語、土方に英語、近藤さんに日本史を教わったようです。明らかに人選ミスが一つありますww
(`●ω・´)れっつぱーりぃ
あと、900打ありがとうございます(*^^*)
思っていたよりペースが早くてびっくりしています。
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